AR広告(beta)
AR広告は、ARでキャラクターや商品などのデジタルコンテンツをアプリ内で表示できる広告フォーマットです。
ユーザはARモードか3Dモードを切り替えることができ、ARモードを選択すると、カメラが起動しARを体験することができます。
前提条件
- VAMP SDK v4.1.0以降
- VAMP SDKがインポート済み
- iOS 12以降
※まだVAMP SDKのインポートがお済みでない場合はこちらをご参考ください。
各メソッドの仕様やオプションについては、iOSリファレンスをご参照ください。
VAMPARAdオブジェクトの初期化
AR広告を表示するためにはまずVAMPARAd
オブジェクトを初期化する必要があります。
次のコードスニペットでは、ViewController
のviewDidLoad
メソッド内でVAMPARAd
オブジェクトを初期化しています。
VAMP.frameworkをインポートして、VAMPARAdDelegate
を設定してください。
広告枠IDでVAMPARAd
を初期化します。
AdGeneration管理画面で発行された広告枠IDを*****に設定します。
#import <VAMP/VAMP.h>
@interface AdViewController : UIViewController<VAMPARAdDelegate>
@property (nonatomic) VAMPARAd *arAd;
@end
@implementation AdViewController
static NSString * const kPlacementId = @"*****"; // 広告枠IDを設定してください
- (void)viewDidLoad {
[super viewDidLoad];
self.arAd = [[VAMPARAd alloc] initWithPlacementID:kPlacementId];
self.arAd.delegate = self;
}
@end
広告の読み込み
VAMPRequest *request = VAMPRequest.request;
[self.arAd loadRequest:request];
広告の読み込み完了時にはarAd:didLoadWithError:
が通知されます。
広告を表示
[self.arAd showFromViewController:self];
デリゲート
広告読み込み完了
広告のロードが完了したタイミングで呼び出されます。
- (void)arAd:(VAMPARAd *)arAd didLoadWithError:(VAMPError *)error
広告の読み込みに成功したかどうかはerror
がnil
かどうかで判定します。
エラーが発生した場合は、error
がnil
ではないので、エラーコードを取得して、適切なエラー処理をする必要があります。
エラーコードの詳細についてはエラーコード一覧を参照してくだい。
広告を閉じる
- (void)arAd:(VAMPARAd *)arAd didCloseWithClickedFlag:(BOOL)clickedFlag
広告を閉じたタイミングで呼び出されます。
期限切れ
- (void)arAdDidExpire:(VAMPARAd *)arAd
arAd:didLoadWithError:
を受け取ってから有効期限(55分)が切れた際に通知されます。
広告を表示するためには、再度ロードを行う必要があります。
カメラのアクセス許可がない
- (void)arAdCameraAccessNotAuthorized:(VAMPARAd *)arAd
カメラのアクセス許可がない場合に通知されます。
カメラのアクセス許可がない場合は、ARモードに切り替えることができないので、3Dモデルをプレビューするだけになります。